力の配分
2013-02-02


去年の白金フィルの演奏会のDVDが届いたので見ています。

それを見て思うことは・・
やっぱり、ぎりぎりのところでの演奏だということ。とてもじゃないですが余裕あるどころではありません。

安定性を高めていくことも必要だなぁと再認識することはもう何十年も前からのことなのでいまさらですが(笑)今回、映像を見てていちばん思ったことは

とにかく「力が入りすぎ」ということです。
実際に「力が入っている」=「パワフル」かどうかはともかく、今回自分の映像を見ると、いたるところで「画面神経痛」のような表情で演奏しているのに気が付きました。

これでは、やっぱりいけません。

何がいけないって・・こんなに緊張しまくっていたら、誰だって筋肉は疲れてしまうんじゃないかと。

顔の筋肉(特に頬骨のあたりからあごにかけて)が、ガチガチにてんぱっていそうな映像になっています。これだけ筋肉を緊張(言葉を変えれば固めて)させてしまうと、フレキシブルな動きがしにくくなるのと同時に、それだけ緊張を持続させることにものすごいエネルギーを消費しているのかもしれません。

思うに・・自分では疲労してハイトーンが出なくなることを特に怖れて常に吹いている状態でした。それを避けるため、なるべく唇へのプレスを少なくしようと思いながら吹いています。

ですが、それが・・プレスレベルを少ないまま、ある一定以上の高い音を出そうと、顔のまわりの筋肉を必要以上に固めてささえようとしている吹き方になっているのだと思います。

もっとリラックスした状態で、軽く吹けるはずなのです。
無理なく、自然に息がス〜っと入っていくポイントがあるはずです。

ちょっと意識してやってみようと思います。
[音楽]

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